熊本県宇土市と「ecowinウォーター」の実証実験に関する協定の締結式を行いました。
- 2025.01.23 | 新着ニュース ecowinウォーター
このたび、令和7年1月22日、株式会社エコファクトリーと熊本県宇土市は、無動力雨水純水化システム「ecowinウォーター」に関する実証実験に関する協定を結びました。
本協定では、宇土市民体育館(ecowin宇土アリーナ)に同システムを設置し、雨水を活用した純水化技術の有用性、災害時の活用、そして省エネルギー効果の検証を目的に共同実証実験を行っていく予定です。
協定締結式では、宇土市長 元松茂樹様にもご立ち会いいただき、本実証実験の取り組みに対し以下のようにコメントを述べられました。
「市内に整備している防災井戸6基は、基本的に飲用や食用、煮炊きには使えない。『ecowinウォーター』の水質や安全性を検証し、防災井戸と併設することで防災拠点機能の強化につなげたい。」
「動力不要で純水を生成できるため、停電時でも雨が降れば水を作り続けられる。費用も高くなく、学校施設などへの導入も期待できる。」
「室外機への噴霧でも水道水では錆びる恐れがあるが、『ecowinウォーター』の純水なら錆びにくい。電気代削減にどの程度貢献できるか、データ収集を進めたい。」
「エコファクトリーは熊本県内の事業所であり、県内で製造された製品を県内自治体が協力して全国展開していくことは、地域経済の振興にもつながる。雨水の無限の可能性を探求していきたい。」
実証実験の概要
1. 冷房時の省エネルギー効果の実証
宇土アリーナに設置された輻射式冷暖房システム「ecowin」の室外機に『ecowinウォーター』で生成した純水を噴霧することで、冷房時の電力消費量削減およびCO2排出量削減の効果を検証します。
2. 災害時における生活用水の安全性検証
貯水タンクに貯留した純水を定期的に水質検査し、災害時に生活用水として安全に利用できることを実証します。
宇土市は、本システムが地域社会にどのような恩恵をもたらすかを検討し、より持続可能で災害に強い街づくりを目指しています。エコファクトリーが提供する技術と連携し、新たな可能性を切り開く一歩となることを期待しています。
今後も進捗状況について随時お知らせいたしますので、引き続きご注目ください。