現在、国内では、スギ花粉の飛散ピークを迎えており、花粉症の方にとってはとてもつらい季節です。
辛い花粉症を、普段の生活の中で抑制するために必要な事、症状を軽くするために必要なポイントを7点ご紹介いたします。

花粉の季節を乗り切るため、少しでも本記事が皆様のお役にいただければと思います。

①手洗いうがい、洗顔

自身の体に付着した花粉は水で洗い流すことが効果的です。

身体に花粉が付着したまま、目や鼻に触れるなどをしてしまうと、激しい目の痒みやくしゃみを引き起こす原因となってしまいます。

目の痒みなどの症状が出始めた場合は、一度洗顔をして花粉を洗い流すことが効果的です。点眼液で花粉を洗い流してもよいと思います。

鼻の粘膜についた花粉は、冷たい水や水道水で行うと刺激になって鼻炎が悪化する場合があるため、生理食塩水で鼻うがいをすることで流す方法もあります。

②部屋内の湿度を適切に保つ。

花粉は皮膚を通してが体に侵入し、アレルギーを発生させます。

部屋が乾燥して肌が弱っている場合、花粉が体内へに侵入し易くなるため、室内の空気を保湿して皮膚の状態を整えておくことが花粉症の症状をおさめるのに重要です。

保湿は入浴後が効果的ですので、花粉の飛散期だけでなく、普段からよい室内の環境づくりをし、健全な皮膚の状態を保つように心がけましょう。

部屋内の湿度を一定に保つために、保湿器を導入されるのも効果的です。

③自分の顔に会ったサイズのマスクを直用する。

花粉を吸い込む量は、マスクをつけることで、最大1/6にまで減らす効果があると言われています。
コロナ禍に入り、今では症状が無くても外を出歩く際にはマスクを着用することは当たり前となりましたが、自身の顔に会っていないサイズのマスクを着用している場合、マスク隙間から花粉やウイルスなどが入り込む場合があります。

自身の顔のサイズにあった不織布マスクであれば花粉を防ぐことができるので、なるべくぴったりと合うマスクの着用を推奨します。

④不要不急の外出を避ける。

花粉の付着元は、言うまでもなく室外になります。
テレビやインターネットの情報などで、花粉が特に多い日を察知できる場合は不要不急の外出を避けましょう。

・気温が高く、晴れた日

・空気が乾燥し、風が強い日

・雨上がりの翌日

・気温が高い日が2～3日続いた後

などが花粉の多い日に当たります。携帯アプリ等を活用して花粉の多い日を調べる事も重要です。

 

⑤服装に気を付ける。

ウール製の衣服は、木綿や化繊と比較して花粉が付着しやすいとされています。
花粉が多い日に着用する上着については、ウール製の衣服を避け、ツルツルした素材のものにした方が望ましいです。

帰宅時、家に入る前や玄関付近などで花粉を払い、なるべく室内の奥へ上着を持ち込まない方がよいでしょう。

⑥花粉が多い日は洗濯後の外干しを避ける。

せっかく洗濯しても、外に干して花粉を付けてしまうと室内に大量の花粉を持ち込むことになります。

花粉が多い日は、サーキュレーターや、部屋干し用の洗剤を使うなど使い、部屋干しを行う等で室内に花粉を持ち込むリスクを避けることができます。

⑦免疫機能を正常に保つ。
花粉症を悪化させないためには、生活習慣を見直すことも大切です。

・風邪をひかないように気を付ける事。

・お酒の飲みすぎに注意に注意する事。

・タバコを控え、鼻の粘膜を正常に保つ事。

・睡眠を良くとる事。

普段の生活の中で、免疫機能を正常に保つよう努めることが花粉症を悪化させないための一番の対策であると思われます。

以上が、辛い花粉症を、普段の生活の中で抑制するために注意事項、症状を軽くするために必要なポイントを7点になります。

ここまで、一般のご家庭でもすぐに取り組めるポイントをご紹介しましたが、実はもう1点花粉症対策に効果的なポイントがあります。

それは、室内の換気を適切に行いつつ、花粉を室内に持ち込まない事です。

花粉を室内に持ち込まないために窓を長時間閉め切ってしまっている場合、室内の二酸化炭素濃度（Co2）の上昇により、人体の免疫機能が低下し、結果として花粉症が悪化しやすい体となってします。

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