イタリアの冷暖房事情
- 2018.11.9 | コラム・ブログ
こんにちは。すっかり朝晩は冬の気配を感じるようになりましたね。
今回は弊社社員Hが、イタリア在住の友人から聞いた、日本と異なる驚きのイタリアの冷暖房事情に関してご紹介したいと思います。
※ただしあくまで個人的な見解ですので、ご了承ください。
まず結論から申し上げると、イタリアではエアコンをあまり使用しないらしいのです!
日本ではほとんどの建物に標準装備として普及しているエアコン・・・。
イタリアでは個人宅にエアコンがあるのは珍しいとのことです。公共施設や大型施設などにはエアコンはあるとのこと。
なぜイタリアではエアコンが珍しいのか?そこにはこんな理由があるみたいです。
①イタリアでは健康を気にする人が多い
②地中海性気候
③電気代が高い
①イタリアでは健康を気にする人が多い
日本でも、最近は「人生100年時代」という言葉や、トクホ飲料のブーム、そして健康関連企業の株価が上昇しているなど、健康への関心がこれまで以上に高まっていますね。
イタリアにおいては、そんな日本以上に健康を気にする人が多いとのこと。
そのためエアコンの冷房で、設定温度を低くして強風でずっと運転!のような健康に悪いことは嫌うみたいです。
特に冷房の場合、あの特有の冷たい風や、冷えすぎる感じが嫌なのかもしれませんね。実は私も苦手です・・・。
②地中海性気候
イタリアは日本と異なり、地中海性気候のため湿度が低いです。そのため、夏は日本と同じように暑くなりますが、石造りの家が多く、家の中など日陰に入ってしまえば涼しく過ごせるそうです。
(※湿度が低いと体感温度も下がります。ecowinで冷房した時と同じ感覚ですね!)
そのため、夏場は冷房をそこまで必要としないのでしょう。
しかし、冬場はさすがに寒いらしく(弊社の所在地である熊本ほどではないらしいですが・・・)
エアコンとは違う暖房機器はあるみたいですよ。例えば古い家では暖炉や薪ストーブを使っているとのこと。
都市部の家では、お湯を用いたパネルラジエーターなどによる
セントラルヒーティングシステムと言われる暖房システムを使って家全体を暖めているそうです。
自然対流や輻射の原理を利用した暖房機器ですね。
輻射式の冷暖房は健康的で快適な空間を実現できるため、健康を気にする人が多いイタリアでは需要が多いのかもしれません。
③電気代が高い
イタリアはエネルギー資源が乏しく、約80%のエネルギーを輸入しています。
そのため電気代が高く、電気の節約に関してはうるさく言われるそうです。
実際に私の友人は、滞在先で照明をつけっぱなしにしていたため、厳しく注意されたそうです・・・。
エアコンもしょっちゅう点けたり消したりでは、余計に電気代がかかりますから普及しにくいのかもしれませんね。
(※エアコンは運転始めが一番電気代がかかりやすい。)
②でご紹介した、セントラルヒーティングも電気代がかかってしまうため、悩みどころだそうです。
それならecowinもしくはecowinHYBRIDを使えばセントラルヒーティングよりも電気代を抑えることができるかもしれませんね!
ぜひイタリアの方に教えてあげたい!
以上イタリアの冷暖房事情でした!
※友人の話を聞いて、将来的にもしかしたらイタリアでecowinシリーズが大流行するのではとこっそり企んでいるHでした。
おわり